Hawaiian Mission Houses Historic Sites and Archives

ハワイはビーチや自然を存分に楽しめる場所であると同時に、歴史も面白いです。Hawaiian Mission Houses Historic Sites and Archivesでは、19世紀にアメリカから布教活動のために移住した人々の当時の生活の軌跡をたどることができるようになっています。当時の人々が生活した建物、その部屋、印刷物の作成のために使用した機械などを展示したmission housesを見学することができます。

全体としてコンパクトな空間の中にショップもあり、当時の記録を保存したLibraryもあります。Libraryでの文献調査には事前の予約が必要です。デスクスペースは、とても開放的で仕事がしやすいです。ハワイは、ワイキキ等の一部を除くと、1階建ての建物が多いので、文字通り、しっかりとグラウンディングできる感覚が落ち着きます。

このライブラリは基本的にアーカイブ専用と考えていただいてよいかと思います。ライブラリというと、広い空間に本がたくさん並んでいて、それを手に取ることがでいる場所だというイメージが強いかもしれませんが、このライブラリを利用する人は、まず調査に必要な文献をカタログ等で調べ、その文献をライブラリアンにもってきてもらい、デスクスペースで作業をします。

現在、私たちの研究グループは、このLibraryに保管されている19世紀の文献からコーパスを作成し、19世紀のアメリカ英語の分析を行っています。布教活動に参加した人々の詳細が明らかにされていますので、分析の対象としている英語の社会的位置づけも明確で、歴史社会言語学の議論に使用しやすいデータだと感じています。英語のページにはなりますが、こちらのページに研究成果の一部へのリンクを張っています。プロジェクトは2016年にスタートしましたが、途中、コロナウィルスの感染拡大等でHawaiiに出かけにくい時期もあり、ゆっくりとしたペースで研究が進んでいます。(2024年)