豊かな水の風景 — チューリッヒ湖、マッジョーレ湖

チューリッヒ湖

チューリッヒから帰国しました。市街地のすぐ南にチューリッヒ湖があり、そこから川が流れているので、とても水が豊かです。写真はチューリッヒ湖のものです。湖と川の境が微妙。大都市ながら、ある意味コンパクトで、歩いて周ることができる範囲内に多くの見どころが収まっています。トラムは朝の5時台から頻繁に走っているので、トラムを使うと、さらに効率よく市街地を周ることができるでしょう。改札はありませんが、みなさんe-チケットや券売機で購入したチケットを保持しています。私服姿でチケットを確認する人が乗車してくる場面もありました。

この券売機もそうでしたが、基本的に現金を使用する場面は皆無だと言ってよさそうでした。新札がでたようで、前回チューリッヒを訪れたときのスイスフランはすでに街中では使用できなくなっていました。銀行に行けば新札に交換してくれるということでしたが、銀行もほとんどキャッシュを扱っておらず、何か所かを周ったあと、ようやくキャッシュを扱っている銀行に辿りつくことができました。コロナの期間中は、出国する際に空港の銀行が閉まっていることも多く、手持ちの外貨があると何かと便利だったのですが、今後はもう海外紙幣は最低限しか必要ないと考えて、帰国時に日本円に戻しておいた方がよいと感じました。(2024年)

マッジョーレ湖

国際映画祭で有名なロカルノのSantuario della Madonna del Sassoからマッジョーレ湖を望む風景です。スイスの南部、イタリア語圏の小さな町、アスコナに行ったときにロカルノにもでかけました。というよりも鉄道がロカルノまでとなりますので、アスコナにはロカルノからタクシーに乗ることになり、ロカルノには必ず寄ることになります。

少し曇った感じでしたが、明るい陽射しの日には、イタリアのような解放感がある風景が広がるのでしょう。もちろん、この風景も落ち着きがあってよいと思います。このあたりのホテルでは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語がすべて通じることが多いように感じました。

スイスは、全体として山も水も豊かな風景が多いです。チューリッヒからスイスの南部に移動する鉄道の旅は、窓から右に左に湖を見ながらの旅でした。チューリッヒの駅で切符を買ったときに、「絶対に座席を指定して窓側に座った方がいい」と強く勧められたのもうなずけます。もっとも追加料金を払って座席を指定しましたが、乗客がほとんどいませんでしたから、指定の意味はほとんどありませんでした。私が乗った車両は、ときどき車掌さんが通りすぎる以外は、チューリッヒからロカルノまでほんとんど私のためにあったようなものです。(2008年)

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