イギリス南西部 ー グロスター、ヘレフォード

グロスター

グロスターはバーミンガムからは電車ですぐで、比較的簡単に行くことができます。プラットフォームが長いので有名と聞いていましたが、まさにその通り。しかもこのプラットフォームに入ってくる電車は車両の数が少ないことが多いので、プラットフォームのどのあたりに止まるかによっては、全力疾走が必要になります。降りるときは大丈夫ですが、乗るときは緊張します。(2019年)

Gloucester大聖堂の回廊が光の空間になっていました。聖堂には貴重な中世写本を所蔵する図書館も併設されています。

町は小さく、歩いて十分回ることができるサイズです。ホテルはあまり多くありませんが、このような昔ながらのところもあります。ここは1階がパブで、2階以上がホテルという現在は少なくなりつつある宿。

ヘレフォードの鎖付き図書館と街歩き

ヘレフォード大聖堂の有名な鎖付き図書館の写真です。鎖付き図書館で現在も残っているものは少ないので、Mappa Mundi (map of the world)と合わせて有名で、一度は訪れたい場所です。特定の本を見るためにはアポイントメントが必要ですが、Mappa Mundiと鎖付き図書館のところは、現在はmuseumのようになっています。ショップとカフェも併設。(2019年)

30年ぐらい前に、古本を探しにヘイオンワイに行くために、ヘレフォードを訪れて以来(この場所からヘイオンワイ行のバスが出る)、ときどき訪れます。以前は、Mappa Mundiもガラスケースではなく、そのままぶら下げられていたように記憶しています。

Mappa Mundiは、おそらく13世紀の終わりに作成されたもので、どのようにしてヘレフォードに落ち着いたのかはよくわからないと言われています。(Meryl Jancey, Mappa Mundi: The Map of hte World in Hereford Cathedral (The Friends of Hereford Cathedral, 1987), p. 1を参照)

Wikipediaでも詳しく紹介されています。

こちらは、鎖のところを少し拡大した写真です。

慶応義塾大学名誉教授の高宮利行先生のYoutube動画「書物史講座「本の外観」第二回 Chained book 鎖に繋がれた本とは?(#13)」に、鎖に繋がれた本の詳細についての解説があります。合わせてご覧ください。

町のところどころに1ポンドで購入できる街の地図の自動販売機があります。町はそれほど大きくないので、この地図で十分に街歩きができます。とはいえ、この町にも日本食チェーンの「わがまま」がありました。

他にも、Bridge StreetのPonte Vecchioで、イタリア料理を楽しんでもいいかも。イタリア語で料理を運んできてくれました。(2019年)

こちらは、クリスマス前の冬のHerefordです。(2016年)

このページの写真は、すべてYoko Iyeiriが撮影したものです。無断でのご使用はご遠慮ください。