Manchester Eleventh-Century Spellings Project

11世紀のテキストとスペリング

Manchester大学のDonald Scraggにより、2004年に開始された11世紀テキストのデータベースで、978のテキストファイルからなります。多くのテキストが数行のみという点を考えると、全体としてはやはりデータベース(コーパスというよりは)の位置付けがよいかと思います。特殊文字がnormalizeされていないこともあり、少しコーパスとしては使いにくいかもしれません。もともとはスペリングを分析することを意図して作成された電子テキストであり、通常のコーパスとは目的が異なるので、データに適した使い方をすることになると思います。現在は、ダブリンのTrinity CollegeのMark Faulknerのウェブサイトからアクセス可能となっています。データベースが作成された経緯等についての解説もなされているので、まずはここを読んでから次のステップに進むことになるかと思います。関連の研究成果等をまとめたページにもリンクが張られています。