現代英語・語法分析のためのツール
StringNet 4.0
リリースされてからかなり時間がたったツールの紹介ですが、最近久々に使ってみてなかなか使い勝手がよいと思いましたので、紹介いたします。StringNet (ver. 4.0) は、軸となる語彙を定めると、その語が使用されるパターンとコロケーションを表示してくれるツールです。コロケーションはさまざまなコーパスでも見ることができますので、どちらかと言えば、パターンの使用価値が高いと感じました。もちろん研究目的、調査目的にもよると思います。
パターンの方では、たとえばある動詞が不定詞とともに起こるのか前置詞とともに起こるのか、などをまずは抽象的な構文として表示してくれます。さらに必要な個所をクリックすることで例文の表示に進むことができます。最初の入り口が、単純に調べたい語彙を打ち込むだけ、というのも使いやすいインターフェイスだと思いました。コーパスによる分析をする前のテーマ探しに最適だと思います。
jtw
英作文をするときに気になるのは、単語だけではなく、その語をどのように使用するかです。コロケーション関係のサイトがたくさんありますが、jtwは結構使い勝手がよいので、リンクを張ってみます。どのような名詞と共起する傾向があるのか、どのような副詞と共起する傾向があるのか、など知りたい情報を手に入れることができます。