名谷図書館

ショッピングと読書

須磨の大丸の最上階にある神戸市の図書館に行きました。「世界の子どもの本展」(国際アンデルセン賞受賞作品や国際児童図書評議会(IBBY)オナーリスト作品の展示)があるということで寄ってみました。点数は少ないものの、とても印象的な展示で、手に取って読むこともできるよいコンセプトの本展だったと思います。

以前にこの図書館には一度寄ったことがあったのですが、今回は利用者登録をして、デスクスペースを予約し、仕事をしました。ショッピングモールの中に図書館があるというのはとてもよいコンセプトだと思います。スペースが限られているので本の入れ替えをどのようにしていくかという点での工夫が必要になるとは思いますが、他の場所なら利用しなかった人々が利用する機会は増えると思いますし、図書館を身近なものにすることにも貢献すると思います。

フリースペースなども確保されていますので、ショッピングの合間に少し休んで、またお店に戻るということもあるでしょうから、双方にとってメリットになるのではないでしょうか。

以前から図書館にカフェなどのスペースが必要ということを書いてきましたが、このように小規模の図書館の場合は、図書館の場所自体を、身近なところに移してしまうというのも一つの方法だと思います。なかなか活用されにくかった(あるいは利用者が固定的であった)市民図書館のあり方が少しずつ変化してきていると思います。