“Old English Poetics: An Introduction”

グラナダ大学のRafael J. Pascual氏の講演会が、立教大学で12月4日(木)17時10分から開催とのことです。演題は上記の通り。立教大学のホームページには以下のような紹介がありました。

西暦700年~1100年頃の古英語期に作られた古英詩は、ゲルマン語の詩の伝統を受け継いだ頭韻詩で、韻律にも独特なものがある。古英詩の韻律論は極度に専門的な分野と見られがちで、古英語文学の専門家ですら敬遠しがちであるが、古英詩を理解し研究するには避けて通れない分野でもある。講師のPascual博士はこの分野の研究を牽引する研究者の一人であり、韻律論を古英詩の本文批評や解釈に応用しながら、非常に有意義な研究成果を収めてきている。本公開講演会においては、古英詩韻律研究の有用性について、これを本文批評や作品理解にどのように応用することができるのかといった問題を中心に、具体的な事例を交えながら解説するとともに、より広く古英詩そのものについても、その研究の可能性について論じる。