「運」について考える

桜井章一・藤田晋(著)『運を支配する』(幻冬舎、2015年)

まったく知らない世界の話ですが、ツキというものの本質は世界が違っても同じなのだと思うことが、しばしばありました。覚悟を持って臨むというところにポイントがあるように思います。

以下は、印象に残った文章の引用です。
「『保証』や『確証』を求めない強さ。それがあっても手離せる潔さ。それらが自然と身についている人は、不思議と運を手にしやすい」(桜井章一、p. 175)

目次もリストにしておきます。

1章 ツキを整える
2章 運をつかむ人の習慣
3章 悪い流れを断つ
4章 ツキを持続させる
5章 運をまねく作法
あとがき

中野信子(著)『科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク文庫、2019年)

中野信子(著)『科学がつきとめた「運のいい人」』が文庫本になりました。ミラーニューロンは聞きなれた言葉ですが、これを「運をよくするために活かす」という視点が実用的です。他にも、できることは少なくないなと感じました。印象に残ったところを引用してみます。

<引用>
「では、何を選ぶか、どちらを選択するかで迷ったときはどうするか。あえてリスクのありそうな道を選ぶというのも、よい方法のひとつだと私は考えています。なぜなら、リスクのある道を選んだほうが、脳が喜ぶ傾向にあるからです」(p. 109)