神社の木々など — 武雄神社と御船山

武雄神社の大楠 — 樹齢3000年

クスノキはどこまで長寿が可能なのでしょうか。こちらは武雄神社の(佐賀県武雄市御船山)の大楠(武雄市指定天然記念物)です。樹齢3000年と聞いてびっくりしました。武雄神社のご神木となっていて、ホームページの情報によれば、根本あたりの空洞の広さが12畳とのこと。この空洞には天神様が祀られています。ご神木の領域に入るには、鳥居をくぐります。神職の方々以外は一定の距離までしか近づくことが許されませんので、ご神木そのものは少し離れたところから参拝することになります。

武雄市の広報サイトによれば、近年は大楠の基礎体力が落ちてきているとのことです。立ち入り禁止範囲を広めに設定するのも、巨木を守るために必要な措置だとのことです。一日も長く生きてほしいです。ということで、樹木としては少しお疲れですが、その存在には、オーラとパワーを感じます。(2023年)

鳥居をくぐってから大楠までのアプローチも新緑が美しく、とても快適です。紅葉の季節も素晴らしいのでしょう。この小道を2~3分歩いた先に、竹林と巨木のエリアがあります。

このほかにも、武雄神社には夫婦檜があり、こちらも有名です。神社に一番近いところにある駐車場は混みがち(一旦「待ち」の列にはまり込むと、狭い坂道ということもあり、バックするのが難しくなります)なので、あらかじめ周辺の駐車場のロケーションを確認してから訪れるのがよいかもしれません。

こちらは御船山の御船山楽園内の風景です。池を取り囲むようにきれいに植林されていて、こちらも新緑がすばらしかったです。本来は、この時期はつつじが大変美しいとのことです。今年は天候の関係で、花まつりの期間中にもかかわらず、早めにつづじの季節が終わったとのことです。このため、入園料が値下げになっていました。紫の藤もほぼ終わりになっていましたが、白藤はまだ咲いていました。池の周辺を一回りするだけなら10分程度です。楽園全体を散策するのであれば、40分ぐらいかかるとのことですが、今回は時間等の関係で、ショートコースにしました。

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