英語の否定構文についての論文集
Ingrid Tieken-Boon van Ostade, Gunnel Tottie, & Wim van der Wurff (eds.), Negation in the History of English (Mouton de Gruyter, 1998)
1994年12月に、ライデン大学で英語の否定の歴史についてのコロキアムが開催されました。コロキアムでは、古英語から現代英語における否定構文の変化、変容についての論文が多数報告されました。現代英語の方言や社会言語学な研究も含まれていました。本論文集は、このコロキアムで報告された論文の一部を収録したものです。家入は、中英語の韻文における否定構文の変化についての発表を行いました。その詳細については、こちらのページをご覧ください。
加藤泰彦・吉村あき子・今仁生美(編)『否定と言語理論』(開拓社, 2010)
英語の否定構文については、さまざまな視座からのアプローチがなされています。本書には記述的立場、理論的立場からの論考が含まれています。扱う対象も、英語史から現代英語まで、と広く設定されています。構成は、第1部が統語論、第2部が意味論、第3部が語用論。家入は、統語論のところに初期近代英語期の否定構文についての論文を寄稿しました。論文についての詳細は、研究・教育関連のページに記載しています。こちらをご覧ください。
Yoko Iyeiri (ed.), Aspects of English Negation (John Benjamins, 2005)
本書も英語の否定構文はさまざまな視座から観察し、分析した結果を収録した論文集です。2003年に開催された日本英文学会のシンポジウムで発表された論考がもとになっています。シンポジウムでは英語史的な観点から否定構文の変化を議論しましたが、論文集の方には現代英語のバリエーションについての論文も多数含まれています。本書については、こちらに詳細ページがあります。目次等もそちらに掲載しています。