少し個性的な英語史

Jeremy Smith, An Historical Study of English: Function, Form and Change

本書は、一般的な英語史のタイトルがついていますが、淡々と英語史を語るという感じではなく、著者の創造力の豊かさがちりばめられています。出版から時間がたっていますので、入手が難しいのではないかと思っていました。しかし、Kindle版もありますし、ハード、ペーパー、中古新品等、いろいろあるみたいです。すでに英語史の一般的な知識を身につけた人にお薦めの本です。

サイモン・ホロビン(著)『スペリングの英語史』

原著のタイトルはDoes Spelling Matter?です。堀田隆一先生の翻訳による『スペリングの英語史』はまさに、本書の内容をよく表しています。コンパクトな本に見えますが、英語史全体を見渡した壮大一冊です。英語のスペリングは音との関係が複雑でとてもわかりにくいといわれます。その背景、そしてイギリス人が以下にスペリングにこだわってきたか、いかにこだわらずにきたか、などさまざま視点が盛り込まれています。原著でも読みましたが、日本語でも読んでみました。どちらもお薦めです。