習慣との向き合い方
吉川敏一(著)『いくつになっても年をとらない新・9つの習慣』
帯に書いてあった「なぜ、部屋を真っ暗にして眠ると老けないのか?」に関心を持ちましたので、こんな本も読んでみました。興味深いと感じたのは、さまざまな分野で進んでいると感じる「マスから個へ」の流れをこの本にも読み取ることができた点です。少し関連の箇所を引用してみます。(2016年4月)
<引用>
「最近の医療界の一つの大きな潮流に、『個別化医療』があります。これまでの医療は『一般論』で語られていました。たとえば、診断された病気が同じであれば、同じ治療薬を投与してきました。・・・」(p. 23)
小林弘幸(著)『リセットの習慣』(日経ビジネス人文庫)
生きやすくするにはどうすればよいかを、自律神経を軸に考えていこうという本です。たとえば、さまざまな本の中でよく見かける以下のような提案も自律神経の視点から合理的だと説明されています。
「物理的に体を動かせば、交感神経が活発に動き出し、血流もよくなり、気持ちも変わってきます。気持ちも結局は体が生み出している反応なので、動くことが一番」(p. 121)
すぐにやってみたいと思ったことは、
「通勤中に『ひとつのテーマ』について考える」(p. 204)
です。歩いているときにいろいろ考えている人は多いと思いますが、一つのテーマについて考えるというのがどの程度できているかというとなかなか一般的ではないように思います。(2023年)