山の上の聖域 — 書写山・円教寺、東京・愛宕神社
書写山・円教寺
書写山の円教寺は、さすがに西の比叡山とも呼ばれるだけあって、とても威厳のあるお寺です。まずはロープウェイで山に上がり、そこからひたすら歩いて、最後にようやく姿が見えたと思ったら、もうひと頑張りの階段があります。
しかし、一旦上に上がると大変すばらしい眺めと立派なお堂が待っています。紅葉もきれいなので、秋の登山もよいかと思います。ロープウェイの道には杖も用意されていますので、不安を感じる場合は杖をお借りしてから山登りを始めてもよいでしょう。(2007年)
夏の愛宕神社 — 東京
愛宕神社はたくさんありますが、写真は東京の愛宕神社です。場所は東京の「真ん中」という感じながら、愛宕山の山頂に位置しますので、有名な石段を上るのは、一応登山という位置づけです。真夏の40度近い暑さの中での石段で、少ししんどいものがありました。山頂に上がってみると、ここにも末社の一つとして弁財天社がありましたので、さっそく参拝しました。御朱印は冊子のみ。持参していてよかったです。紙の御朱印が地面に落ちていたことがあったので、冊子のみに方針を転換したとのことです。注意する必要がありますね。
歴史は、1603年に徳川家康が防火の神様をお祀りしたことに始まるとのことです。主祭神は、もちろん火産霊命(ほむすびのみこと)。
電車で行くと場合によっては10分以上歩くことになりますので、真夏はバスを利用するのも一つの方法かもしれません。バス停は石段のすぐ前にあります。(2018年)
こちらは、「出世の石段」の由来とも関係する将軍梅の画像です。季節外れの夏も、青々と茂った姿がきれいです。(2018年)
機会があれば、ぜひ9月の「出世の石段祭り」にもご参加ください。隔年開催とのことです。写真は、そのときの提灯のあかりです。神社の境内で待機してお神輿の到着を待つのがよいと思います。境内は狭いので、早めに山を登っておく必要があるでしょう。
枚方市・意賀美神社
神社のパターンとしては、山を背景に建立されたもの、海を臨む場所に建立されたものなどいろいろあります。町の中の小高い山の上というパターンも結構多いようです。枚方市駅から歩いて7~8分という便利な場所にある意賀美神社もその一つで、神社のそばには町を見下ろすことができる展望台もあります。以前には御茶屋御殿だったところが展望台になっています。神社にはここから梅林の中を抜けていきます。小さくてこぎれいな神社ですが、次々に参拝に訪れる人々に出会いました。枚方市駅からは線路沿いに西に歩き、行き止まりのあたりに山登り用の階段が出てきます。少し長めの階段ですが、階段を上るとすぐに展望台で、そこから神社まではあと少しです。夏場は蚊が多いので注意してください。(2022年)
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